テニスの世界ランキングの仕組み

打ち返し

テニス選手の実力を測る指標として、世界ランキングがあります。昨今では日本人が世界ランキングの上位にランクインすることが増えており、日本でも注目している方が多くいます。

テニスの世界ランキングは少し変わった仕組みになっており、様々な大会の結果によってそれぞれのプレイヤーにはポイントが貯まっていきます。そのポイントが多ければ多いほど、ランキングの上位になるという仕組みです。
しかしながら、ポイントは永続的に残るわけではありません。そこに複雑な要素が絡みます。

例えば、ウィンブルドンで優勝すると2,000ポイントを獲得できます。しかし、このポイントは次の年のウィンブルドンが終わるまでの期限付きとなっています。
つまり、ウィンブルドンの優勝者が翌年のウィンブルドンに出場しなかった場合、2,000ポイントを丸々失うことになります。テニスの世界ランキングで上位に居続けるためには常に結果を出さなければならないということです。

ポイントは四大大会で上位に入賞することでたくさん貯まりますが、小規模な大会で貯めることも出来ます。怪我などで大会に出場できなかった場合、その大会で得られるポイントは0です。
その結果、世界ランキングが大きく下がってしまうこともあります。世界ランキングで長年トップに立ち続けるためには、怪我にも気を付ける必要があると言えるでしょう。