全仏オープンはテニスの四大大会のひとつで、フランスパリの名所であるブローニュの森にあるスタッド・ローラン・ギャロスで5月下旬から6月に開催されるテニス大会です。
全仏オープンの一番の特徴はアンツーカーと呼ばれる赤土のクレーコートです。赤いアンツーカーは見た目に美しいだけでなく、芝やハードコートに比べてビッグサーバーがそれほど有利とはいえず、ラリーが続きやすいのでストロークの技術に加え体力も必要になってきます。そのためランキング下位の選手と上位の選手の試合でも接戦になったり、番狂わせが起こりやすいテニス大会と言えます。また、ローランギャロスはセンターコートでも観客席が15,000席弱と少ないため、プレーが見やすいのも特徴のひとつです。くわえて、屋根のないコートは開放的な気分でプレーを観戦することができます。
なお、クレーコートは日本には少なく海外でもスペインや南米に多いので伝統的にスペイン人選手が強く、スペイン人選手のファンにとってはより楽しめる大会でしょう。
また、会場がパリのためテニスだけではなく、ショッピングやレストランも充実しており、美術館や名所など一度の滞在でフランスパリを満喫できるのも大きな魅力といえます。